プライバシーマーク取得のメリットとデメリットは?
メリット
- 取引先への信頼性のアピール
プライバシーマークを掲示することにより、取引先からの信頼が向上します。 - 取引条件のクリア
最近では、官公庁への入札条件や取引先選定の条件とする傾向があります。 - 事件、事故の予防
個人情報保護のための社内のリスクマネジメント体制を確立し、事件、事故を未然に防ぐことが出来ます。 - 社員の意識の向上
社員が個人情報の取り扱いについての認識を高めることで、適切な個人情報保護を行うことができます。 - 法令順守
個人情報保護法等、法令に順守した社内の体制を確立することができます。
デメリット
- コスト
最低限、申請費用、審査費用、マーク使用料がかかります。
コンサルタントに依頼する場合はコンサルティング費用が加算されます。 - 作業・メンテナンスの手間
取得までにかかる作業や取得後に定期的に行わなくてはいけない資料の見直し等の手間がかかります。 - 社員への定期的な教育と監査
取得前だけでなく取得後も最低1年に1回、教育、監査を行わなくてはいけません。
以上が一般論となります。
現実的には、取引先や顧客から認証取得を明確に要望されているのか?もしくは、明確でなくとも期待されているのか?を社内で協議する必要があります。
明確に要望されているのであれば、無視した場合、取得した場合、それぞれ会社の損益にどのくらい影響があるのかがポイントになりますね。
明確でなくとも期待されているのであれば、これも同様ですね。
この種のご質問を良くいただきますが、お客様と取引先や顧客との関係や損益は、外部の当社が分かるはずもないので、実はお答えに非常に困り、一般論しか語ることが出来ないのが実情です・・
例えば、予備校に自分は進学すべきかどうかを相談する人はいないと思います。
まず自分がどう考えるかですね。
仮に目的や目標が不明確な状況で予備校に通っても勉強に身が入りませんしね。
そういった意味では、取得にモヤモヤしているのであれば、目的や目標を明確にして、損益を試算してみることが良いと思われます。